アヒル戦法vs居飛車編 〜角を捨てて、勝利を拾う

      2017/11/17

相手が居飛車の時アヒルマンはどう戦うか、紹介します。(アヒルマンとはアヒル囲いを駆使して戦う人のこと。またの名をアヒラー。)

相手が振り飛車の時には、こちらの角と相手の香車を交換するという衝撃の手筋を紹介しました。
アヒル戦法vs振り飛車編
しかし、このvs居飛車編では、さらに衝撃的な秘策があります。楽しみにして下さい。

アヒル囲いって何?って方や、もう一度アヒル囲いのおさらいをしたい方は、こちらをどうぞ!
初心者必見!戦法「アヒル囲い」で勝利を掴め!!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、可愛いアヒルの画像で和んだところで、気を引き締めて参りましょう!

 

飛車先の歩交換を狙う

先手、後手に関わらず、最初は飛車先の歩をついて2筋の歩交換を狙いましょう。

交換させてくれたならラッキーです。
とった歩は大切にしまっておきましょう。

3三角と受けてきたら、飛車を2六へと浮かせます。

その後、相手が飛車先の歩を伸ばす攻めをしてきたら、9三に角をあげて対応します。

そして、飛車で7三の歩を狙います。

このような一歩を狙いにいく姿勢が重要です。

こちらの仕掛けに対して、相手が受け続ける展開の中で、隙ができた瞬間に畳み掛けるのがアヒル戦法の醍醐味です。

ここで相手はこの歩を守るために、飛車を8四へあげてくる時があります。

 

この時がチャンスです。が、まだ仕掛けません。

焦らずにアヒル囲いを固めましょう。

(ただ場合によっては、アヒル囲いの完成を待たずして仕掛けた方が良いこともあります。それは難易度が高いので、慣れてから実践しましょう。)

基本的に、囲いが完成するまで無理は禁物です。

ダブルデートチャンス

この展開で進み、アヒル囲いを完成させたら、例えばこんな局面になります。

まだ序盤な雰囲気ですが、ここから急展開です。

狙いは強制的な大駒交換です。

「そもそもなぜ大駒交換を狙うのだっけ...?」

という方は以下のアヒル戦法の概要の記事で復習して下さい!

では手筋です。
まず7五角と、飛車取りを狙います。

これに対する相手の一手は7四飛車です。
90%くらいこの手です。マジです。
3四の歩を守りつつ、角取りに転ずることができますからね。

しかしこれは夜神月でいう「計画通り」です。
こちらは7六飛車です。

飛車で角をサンドイッチ。
なかなか見ない光景ですね。

なんかボンバーマンっぽいです。
(cf:ボム置く所をミスって動けずに自爆する場面)

ここで角をとってくれたら飛車と交換できるのでラッキーですが、十中八九、放置して他の手を指してくるでしょう。

そこで華麗なる一手、6六角です。

これが2対2のダブルデートです!笑

どっちも交換できれば最高ですが、それは嫌がる相手が多いです。

さすがに2対2で、カップル二組成立は難しいですね。恋も将棋も、現実はそう甘くないです。

しかし、この状態なら必ず大駒交換ができますね!
強制的に大駒交換を狙う手筋、大成功です。

大駒交換ができれば、あとはこっちのものです。
相手が大駒を持て余してるのをよそに、ゴリゴリ攻めましょう!!

矢倉・雁木囲いに負けない手筋

では次に、別の手筋を紹介します!

居飛車の時のオーソドックスな王様の囲いに矢倉囲い雁木囲いがあります。

矢倉や雁木囲いを組まれてどっぷり腰を据えて戦う展開は、アヒラーとしてはしんどいです。
それはアヒル戦法が、駒損覚悟で大駒交換し、奇襲をかけて相手をガタガタにして攻め落とす戦い方だからです。

アヒル囲いvs矢倉・雁木囲い(居飛車飛車)はこんな盤面になります。

この局面、アヒルマンの心境は

「あー攻めらんね〜困ったな〜5三角で
  角銀交換してもなあ...ジリ貧だなあ...」

こんな感じです。

ここで紹介する秘策は、この状況の時に有効です。

衝撃の角と歩の交換

「仕方ないから角動かして遊ぶか〜」

軽いノリで7五角としたら、相手は6四銀と圧をかけてきます。

 

ここで6四銀では、つまらない。
オシャレな一手は8四角です。

そうです。衝撃の角歩交換です。

当然、相手は8四飛車と角をとってきます。

この瞬間、2六飛車です。

これで飛車交換が確定です。
ここでも、強制的な大駒交換が成功しました。

交換後は敵陣に飛車を打ち込んで、ジリジリ攻めましょう。

ポイントは相手が歩切れであることです。もし歩があったら、2五に歩を打たれてジ・エンドです。

ですが、角しかありません。歩のない将棋は負け将棋とはよく言ったものです。

ちなみに、8五に角で合い駒をしてきた場合は、
9七桂馬が好手です。

相手はもうお手上げですね。

角で合い駒をしてこなかった時でも、角歩交換をしてからの攻防はこの桂馬をうまく活用して左から崩す流れがベターです!

 

実戦でよく出るのはダブルデートの手筋ですが、この手法は決まったらめちゃくちゃ気持ち良いです。
しかも、相手が格上の時の方ほど使える展開になりやすいです。

最終奥義として、是非覚えておきましょう!!

 

最後に

アヒル囲いという鉄壁最強の囲いを組んでから、大駒を交換して奇襲をかけるのがアヒル戦法の定石です。

今回、大駒交換を成功させる手筋を二つ紹介しました。これが成功すれば勝ちがかなり近づきます。

アヒル囲いの概要紹介の記事では、具体的な攻め方を書いていなかったので、実際に戦うのが難しかったと思います。

しかしvs居飛車とvs振り飛車の手筋をそれぞれ覚えてモノにすれば、もう初心者からは脱却できます。
是非アヒル戦法で格上をなぎ倒してください!

またアヒル戦法で戦うと、終盤は乱戦になることが多いです。終盤の細かい展開が苦手って方は速度計算を覚えることをオススメします。
終盤力が劇的に成長しますよ!

 

それでは
カルボン酸太郎でした。

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