すっかり寒くなって秋どころかすぐに冬がやって来そうな時期ですが、花火の話をします。
あなたは手持ち花火、好きですか?
僕は子供の頃大好きでした。夏休みに家族でジジババの家に遊びに行って、夜に蚊に刺されながらワイワイするのが楽しくてしょうがなかったです。思い出すと泣けてきます…
こんなやつですね。ドラッグストアで買ってました。
少しだけ打ち上げ花火が入ってるタイプもありますよね。打ち上げは怖いので父親にやってもらってました。
あれにライターで火をつける度胸、頼り甲斐を見て、当時の私は大人になるってこういうことだなあと思っていました。
手持ち花火だって栄枯盛衰
小学生の頃によく遊んだ手持ち花火ですが、中学・高校と進むにつれて遊ぶ頻度が減るように思います。
もちろん全くやらなくはないです。男女でワイワイなんて青春もあるでしょう。ただ私の青春はそんなsugarの様に甘くは無く、高校生のうちに花火で異性と戯れる様な技量を持ってはいませんでした。つまり陽キャラではなかったということです。
しかし陽キャラでも花火をする頻度は下がるはずです。青春が黒糖の様に甘いかどうかと手持ち花火をやるかどうかに、因果関係はないです。一般的に、歳を重ねるに連れて手持ち花火の勢いは落ちます。その理由は、はっきりと言えます。
が、一旦それは置いておきます。
大学生と手持ち花火
高校生で心から離れた手持ち花火ですが、大学生になると一気に盛り返します。
DA PUMPくらい盛り返します。
それは「男女交遊ツール」としての優秀さを見直されるからです。
高校の時にくすぶっていた男や女には、大学でサークルなどでに入ることで男女交遊のチャンスを得ます。
男女で遊ぶなんて高校の頃はエリートにしか許されていなかった事ですが、大学になると一気に難易度が下がります。
大きな要因はお酒の登場です。…本題から逸れてしまうので大学生論はここら辺にしますが、とにかく大学生男女にとって「公園で花火」は「間違いない」のです。
例によって私も大学時代には手持ち花火にお世話になりました。こいつのおかげで夏はハンディに盛り上がることができます。
しかし私も成長しています。成長と共に物事の本質が少しずつ見えてくるようになりました。
いくら女の子と楽しく遊んでいようと、手持ち花火の本質から逃げることはできません。
手持ち花火は、つまらない
そう、これが本質です。
つまらない、を超えて、意味がわからない。
①誰かが花火に火をつける。
②その火で誰かの花火に火をつける。
これの、繰り返し。
一旦始まったらとにかく火を絶やしてはいけない雰囲気になる。途絶えてしまうと葬式の様な絶望感が漂うから。
自分が持った花火に火がついてから考えることは「早く誰かに花火に火をつけないと。」目の前の花火を楽しむ余裕なんてない。
これ…あれだわ…
…これ、虫だわ。
子供産んだら死ぬタイプの虫だわ。
種を残す為だけに生きている。自分の命に意味なんてない。人生に生きがいなんてない。ただ渡されたバトンを次へ受け継ぐ。その結果に価値があって、その過程に意味はない。意味など見出さない。
手持ち花火にも同じことが言えるだろう。
もしかすると手持ち花火には強力なDNAが備わっていて、それを持った人間の脳みそをハックし、ひたすら種を残す様にコントロールしているのではないか…
手持ち花火の本質
そう、手持ち花火と、生きとし生けるものは同じです。DNAの奴隷なんです。
最後に、私がこれまで生きてきてわかった、手持ち花火の本質をお伝えします。
可愛い女の子と一緒にやるとテンションが上がる魔法のおもちゃ
間違っても、女の子の前で「手持ち花火って虫みたいだよね」とか言うなよ?
それでは
カルボン酸太郎でした。