BARBA PAPAのバーバパパ感は異常

先日、女子供の聖地PLAZAで買い物をしていると、バーバパパのグッズが売られているの目にした。

バーバパパ

BARBA PAPA

バーバパパを正式に表記するとこうなる。

考えたこともなかったが、言われたらまあそうだよなって感じだ。多分自力でも解けたと思う。習ってない初見のタイプだけど、落ち着いて考えればその場で答えを導ける類の問題だろう。

それはそれとして、よりバーバパパらしいのはBARBA PAPAだなと思った。日本へ輸出されたからカタカナ表記になるのは仕方がないが、キャラクターの個性を体現してるのはBARBA PAPAである。

より体現と言うより、バーバパパの概念はBARBA PAPA表記込みで完成していると言う方が正しいかもしれない。それくらいカタカナとアルファベットで差があるように感じる。

自分が撮った写真を人に送ると画質が落ちてしまうように、アメリカンジョークを日本語に訳すとニュアンスが微妙にかわってしまうように、日本が純度100%のBARBA PAPAを輸入することは構造上不可能に思えてしまう。

BARBA PAPAは丸みを帯びた文字達の間にシャープな形の母音Aをはさみ、視覚的にも聴覚的にもリズムがいい。丸い形はそのままキャラクターの造形とリンクする。そしてなにより、最初と最後の字が大きいのはお父さんとお母さんで、残りの7文字は子供たちを表している。キャラ設定がタイトルに直結しているのだ。

…日本語表記のバーバパパにそんな重荷を背負わせるわけにはいかない。ここまでにしておこう。これ以上は無粋だ。

一方で、バーバパパ表記にだって魅力はある。そもそも文字列や語感はオリジナルからそこまで離れてはいない。柔らかさ、ファミリー感は十分に伝わる。ギガガガギゴとかよりよっぽどマシだ。BARBA PAPAを訳すとギガガガギゴになってしまう世界じゃなくて本当に良かった。

きっと「レット・イット・ゴーは松たか子よりMay J.派」くらいバーバパパ表記のファンは一定数いるはずだろう。これ以上オリジナルにコンプレックスを抱くことはやめにする。

最後に、バーバパパのアニメのエンディングが好きだったことを思い出した。

「すき すき だいすき〜」の裏声がたまらなく心地よい。

実はこの動画に辿り着くのに少し苦労をした。Youtubeでバーバパパと調べると引っかかるのは大流行楽曲「ウ”ィ”エ”」の作者である「バーバパパ」さんの動画なのだ。

こんな前衛的な作品をつくる方がバーバパパと名乗るなんて。動画の内容に加え、そのギャップに頭がおかしくなりそうだ。

それでは
カルボン酸太郎でした

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