私は漫画スラムダンクに登場する山王工業高校のキャプテン深津一成(ふかつかずなり)をリスペクトしている。
深津の何がすごいか。それは物事を絶対的に評価できるマインドだ。
彼は様々な背景や文脈に影響を受けて、相対的な評価を下すようなことはせず、物事の本質をきちんと捉えることができる。
その様子が最も伺えるシーンについて、簡単に紹介する。
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スラムダンク最強チームにアリウープで奇襲
主人公の桜木花道が所属する湘北高校は、全国大会の二回戦で絶対王者の山王工業と衝突する。
湘北の安西監督は試合開始早々に奇襲を仕掛けるよう指示を出す。
王者に「いつもと違うぞ…」と思わせるためだ。
そして花道と宮城はこの期待にきちんと応える。
宮城のアリウープを試みたロングパスに
海南の清田が大きな振りを加えて
花道がスーパージャンプでアリウープを決めた。
超高校級のビッグプレイで先制した湘北。
これ以上ない形で奇襲を成功させた。
このプレイで勢いに乗って、ここから湘北ペースで試合が進んで行くかに思えた。
が…
しかし深津は動じない
簡単に2点を取り返して、この一言
これには安西先生も残念な様子。
さて、本記事で取り上げたいのは、この「同じ2点だピョン」という深津の台詞である。
深津の高校生離れしたメンタリティに、山王工業キャプテンとしての底知れぬ力を垣間見たこのシーン。
スラムダンクファンにはもはや有名すぎるが、ただの好きなワンシーンとして留めておくにはもったいない。
というのもこの考え方は、バスケットボールだけでなく、人生の様々な場面で役に立つからだ。
この考え方を普段の生活に適用できれば、私たちの人間性は飛躍的に向上すると確信している。
つまり「どんな文脈でも、絶対的な評価をできる」ということが大切なのだ。
具体的なケースで説明しよう。
山王工業 深津の金銭感覚
まずは金銭感覚について
生きていると事あるごとにお金が絡んでくる。
ここで重要なのは、背景や文脈に捉われることなく、お金に絶対的な評価をできるか。という事だ。
つまり「同じ100円だピョン」と言えるかどうか。
例えば、コンビニで昼食にサンドイッチを買うとき、200円のシンプルなモノか、300円の豪勢なモノにするか迷う。誰しもにあるだろう。
しかし深津は迷わない
何故なら、100円で何ができるか、全てを把握しているから。
その時期のお財布事情と、自分のやりたい事の兼ね合いと、サンドイッチの食べたさを天秤にかけ、すぐに判断することが可能だ。
我々はまだ迷ってしまう。それはまあ仕方がない。
その上で、コンビニで迷った時の気持ちをきちんと覚えているか?という話だ。
ここでの100円を気にするなら、あなたはその100円の重みを絶対的に評価しなければならない。
10,000円と10,100円の買い物なら、ほぼ同じだと思ってしまってはいないだろうか?
多くの人は一万円代という文脈につられて、100円の価値をないがしろにしてしまう。
しかし絶対的に評価するならば、0円と100円の違いと同等に捉えている必要がある。
よく高値のモノを買ったのを見て「そのお金でうまい棒〇〇本も買えたのに」なんて言ってくる奴がいるが、こいつには深津の血が通っている。
そいつには10円をうまい棒に置き換えることで、絶対的に評価する習慣がついているのだ。
私はクレジットカードやポイントカードを駆使して、数円の節約に躍起になっている。
各種電子決済のキャンペーンをチェックし、「今はメルペイがいいよ。来週はPayPayだね。」なんて周りに言いふらしている。
そのくせFXで1日で5万円負ける。「途中までは2万円プラスだったのに〜」とか言う。
典型的なギャンブル弱者だ。深津とは程遠い。
山王工業 深津の貞操観念
そして、次は恋愛の観点だ。ここでも深津の考え方が適用できる。
「同じ〇〇だピョン」
ここで、〇〇には何が入るかわかるだろうか?
ご名答、射精である。
「同じ射精だピョン」と言えるかどうか。言えればこの世から浮気はなくなる。風俗もなくなる。
二股は論外だとして、世の中の男はパートナー以外の女性と肉体関係を持とうとする。
男性とは、「より多く種を残す」という意志を持つDNAの奴隷であるため、仕方がない事のように思う。
しかしそれでは人間社会はうまくいかない。その本能を理性でコントロールする必要がある。
それでも、本能に勝てない人間は多い。それが浮気に繋がり、多くの悲しみを生む。
より刺激的な、新しい、性的欲求を満たそうとするが故である。
そこで「同じ2点」哲学だ。この考え方を適用する。
全ての文脈、背景を除外する。結局のところ、我々は浮気で何をしているのか。
紛れもなく、射精である。
浮気をする人間から反論の声が聞こえてきた。
知っている。浮気をする奴はそこに至るまでの全てに価値を見出している。
だとしたら、そこに価値を見出さないようにすればいいだけの話ではないか。
つまり、浮気だって所詮、華やかなストーリーで脚色されているだけで、本質的にはただの射精なのだ。と認識すれば良いだけである。
これをわかっている、理性を備えた多くの男性は浮気などしない。もしも浮気をしたい…という衝動に駆られたら、心の中で「同じ射精だピョン。」と唱えればよい。南無阿弥陀仏と同じ要領だ。
その代わりとして、アダルト動画などで事を済ます。
インターネットという大海の中から、自分の好みを探しだし、今夜の相手を選ぶ。
しかし深津は選ばない
射精してしまえば、みんな等しく賢者になれる。
だとしたら、そこに至るまでの過程など関係ない。誰を見て興奮しようと、最終的には射精する。浮気と同じ話だ。
アリウープが紗倉まなで、レイアップがあき竹城。(ここは個々人で置き換えて欲しい)
どちらでいこうと「同じ2点(射精)だピョン。」なのだ。
これが本当のオナニ(同2)哲学。なんちゃって。
山王のキャプテン 深津一成の生き様
深津は湘北戦を思い返すとき、最後のブザービーターでの逆転を悔やんだりしない。
普通ならあの試合を思い出す時、劇的すぎる最後の得点に目がいってしまう。
が、深津は違う。一つ一つの失点に対して等しく後悔する。
だから深津は花道の顔面シュートにも悔し涙を流す。
これだって同じ2点なのだから…
以上です。
深津のメンタリティを参考にして、日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。
それでは
カルボン酸太郎でした
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