しばらく会ってない学生時代の女友達から連絡がきた。
「久しぶり〜合コンしようよ。」
久しぶりの連絡が、合コンの誘いか。
そういえば、あいつはそういう奴だったな。
やれやれ、社会人になっても相変わらずご機嫌だな。
思わず当時の楽しかった記憶を思い出し、つい頬を緩めながらメッセージを読み進める。
「人数は4対4ね。あとあんた以外の男性陣はスラムダンクのキャラでよろしく。」
!?
こんな事が今後あったら困りますよね。
あるかないかは別として、あったら困りますよね。
今はあった時の話をしています。そんな事は有り得ない。という指摘は的外れですよ。
「備えあれば憂いなし」です。
ということで、もし僕が合コンでスラムダンクのキャラを呼ぶとしたら「誰を・なぜ」呼ぶのかを考えました。
三日三晩悩んだ結果、自分以外に呼ぶのはこの3人に決めました。
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仙道彰(陵南高校)
まずは仙道。彼は外せないです。 彼にはオールラウンダーとしての活躍を期待します。
一番の期待は「雰囲気作り」です。
彼の醸し出すゆる〜い雰囲気は、序盤の緊張をほぐしてくれます。
合コンの序盤とは得てして、硬さで浅いコミュニケーションになりがちです。それでは時間がもったいない。
いち早く打ち解けるためには、リラックスが必要です。
仙道の存在、声、表情は、緩和効果が極めて高いでしょう。
次に「MC」です。 適度な話の振り分け、爽やかな下ネタ、ウィットに富んだ相槌。
さり気なく、それでいて的確に、場を回してくれます。
いずれも高等テクニックですが、ひょうひょうとした雰囲気でさらっとこなせるのが仙道です。
飲み会での最も愚かな行為は「場回し」であるとは言いつつも、合コンとなれば話は別です。彼には是非MCを担って頂きたいと思います。
最後に「点取り屋」です。 器用に場を回すことができますが、本業は点取り屋です。
作中で「2年になってからパスの楽しみを覚えたが、一年の時はバリバリ点取り屋だった。覚えているか?あいつ一人に47点取られたのを…!」
というシーンがあります。 今でこそ場回しの楽しみを覚えた仙道ですが、実際は根っからのギャグマシーンです。
(まずい…この盛り上がりでは、一次会で終わってしまう…それでも…)
実際、仙道はなんとかしてくれます。
すべらない話、モノマネ、自虐ネタなんでも出来ます。
女子たちから爆笑をかっさらい、一次会で終りそうだった雰囲気を打破し、無事2次会までこぎつけます。
頼もしすぎますね。 仙道に彼女がいても、お金全部払ってあげるから来て欲しいです。
ちなみに、仙道が来れないときは、水戸洋平(湘北高校)にきて欲しいですね。
彼の人情深さ、状況を客観的にみる力は折り紙付きです。
仙道と同等の活躍を見せてくれる事でしょう。
木暮公延(湘北高校)
2人目は木暮(メガネ君)です。 言わずと知れた安定感がありますね。
彼には主にバランサー(調整役)を担ってもらいたく思います。
ある種の場回し要素もありますが、全体の雰囲気を柔らかくまとめる働きを期待します。
具体的には、仙道がMCをしている時の、その補佐的な役回りです。
仙道がどういう流れを作りたいか、誰をどういう立ち位置に設定しているかを見極めて、適切な言動をとる。
例えば仙道が、まだあまり喋っていない女性に話を振った。そこにすぐに自分の話に持っていこうとする傲慢な女がいた場合、仙道が制するのは角が立つ。
だからその役は木暮が請け負い、すぐに元の女性の方にレールを戻す。こんな具合です。
これもかなりハイレベルですが、湘北高校で問題児軍団と共に過ごしている木暮ならやってのけます。
そして、忘れちゃいけないのは、木暮(ver.メガネなし)です。
死ぬほどイケメンです。
木暮のメガネを外して「キャー!イケメン!」っていうくだりは3回やっても全部ウケます。
これだけイケメンなのにチャラさが全くないため、自然と女性陣の警戒心も解かれるはずです。
彼の存在が、場に安心感を与える。 ひいてはそれが、合コンの成功へとつながります。
中村(週間バスケットボール 記者)
実は、一番呼びたい人が彼です。
彼は正真正銘の無邪気なおバカさんキャラです。
例えば山王工業の河田を評価するのに
「なんというか、おっきくてうまいんです。」
だったり、
「ポイントガードってどんなポジションなんですか?」
だったり。
バスケ雑誌の記者とは思えないおバカさです。
しかし、全く憎めない。むしろ愛おしさを覚えます。
彼のような素直で無垢なキャラクターは、合コンにおいて絶大な効果を持ちます。
それは彼をいじることで「面白い人」の称号を得られることです。
(僕はこれを『千原ジュニアメソッド』と呼んでいる。)
天然な人をいち早くいじり、笑いを発生させる。
いじった人の「俺が手綱を握っている」という雰囲気に、女性は「いじった人が」面白い人と勘違いしてしまいます。
ただこれに関しては、あまりオススメはできません。
なぜなら仲間をコケにした個人プレーだからです。
自分がそこまでして、目立ちたい。モテたい。という気概がある方にはいいと思います。
それよりもっと大きいのは人を傷つけない芸風であること。
優しく笑いをとることは、とても難しい。
だからこそ、初対面の人間が集まる場所では、ナチュラルなおバカさキャラの言動は非常に助かります。
優しい空間になると、自然と全員が優しい口調・雰囲気になります。
僕の中で「優しい=モテる」がニュートンの法則なので、是非とも中村には合コンに来て欲しいのです。
合コンの結果やいかに
この4人で合コンに行ったときの結果を想像しました。
普通に仙道と木暮がモテて終わり、良さを出し切れなかった中村と自分の二人で反省会をする未来が見えました。
僕が考えたメンバーなのに、どうして自分がいい思いを出来ないのでしょうか。
自分よりイケてるやつを連れて来るなんて、幹事として優秀すぎますよね。
幹事をやる時、自分より可愛くない奴しか連れてこないタイプの女性は、僕のことを見習って下さいね。
それでは
カルボン酸太郎でした
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