天吹 天吹酒造(佐賀県)〜おすすめ日本酒紹介〜

おすすめの日本酒紹介です。今回は佐賀の天吹というお酒です。
九州は焼酎のイメージがありますが、北のほうの県は日本酒作りが盛んで美味しいお酒が多いですよ!!

天吹ってどんなお酒?

「天吹(あまぶき)」とは佐賀県三養基郡(みやきぐん)の天吹酒造が造っているお酒です。天吹という名前は佐賀にある天吹山からとっているそうです。

しかし「天吹」っていいですよね。「天」を「あま」って読ませる時点でただでさえ大物の予感なのに、「吹」を持ってきてしかも読み方は「ぶき」ですからね。完全に「吹」の実力以上がでてますね。ゲストの活用法がうまいMCです。

では早速参りましょう!

天吹 超辛口 特別純米生 ベゴニア酵母

僕が飲んだお酒はこちらです!

天吹 超辛口 特別純米生 ベゴニア酵母

以下に簡単なプロフィールです。

品名天吹 超辛口 特別純米生 ベゴニア酵母
原料米山田錦
精米歩合60
酵母ベゴニア酵母
日本酒度+12
アミノ酸度
酸度1.8

特徴的なのはベゴニア酵母ですよね!
ベゴニアというのは名前だけ聞くとゴーヤとかアボカドとかを連想させます系なイメージですが、なんとお花です!

ベゴニアの花の蜜から分離した酵母を用いてお米を発酵させ、お酒を作っているのです!
花酵母を使うメリットは様々あるそうで、吟醸酒の香りを増長させたり、むしろ香りは抑えて旨味を増したりなど、目的に応じて使い分けるそうです!

ベゴニア酵母は一般的には、甘くてフルーティな仕上がりやしっかりした味わいになることが多いそうです。

このお酒のお味は如何に!?

さて、こちらは常温で飲みました。

 

 

最初は甘口やったんです…でもまあありえるかなあと。
特別純米酒やし…ベゴニア酵母使ってるし…
そしたら急に甘さが消えた、と同時に辛口になったんです。

超辛口の名にも恥じない勇気をもった相手やった。

 

「おいしかった」

 

 

…すみません、思わずスラムダンクエースキラー南みたいになっちゃいました。しかし「エースやった」のところを「おいしかった」っていうと深みがでますね。ちょっとバカっぽいですが。
でも、本当それくらいびっくりしました。前半は甘みとともにフルーティな香りが舞って、甘口なお酒なのかな?と思ったところで急に辛さが顔をだし、すっきりと味わいが引き締まります。

うん、とても美味しい。そしてこの変化はとても楽しい。
思わず人に勧めたくなる驚きの体験がそこにはあります。

もうね、この変わり様は二重人格ですよ。
いや、違いますね、意図的ですから。先生の前では良い子ちゃんな学級委員ですね。

「文武両道、容姿端麗、周囲からの信頼も厚い」
学校でのキャラはこうだけど家ではポテチ食いながら録画したアメトーークを見てる的な。まあでもそれがいいですけどね。ギャップってやつです。人としての幅は広ければ広いほど魅力的なんですわ。

最後に

この天吹は佐賀の地酒です。佐賀は烏賊で有名な呼子(よぶこ)があり、温泉や豊かな自然もあるので旅行が捗りそうですね!

そしてこの「天吹」が気になった方は是非飲んでみてください!

日本酒は開けてから時間が経つと風味が落ちてしまうことが多いので、1800mLの一升瓶よりも720mLの四合瓶の方が丁度良く楽しめるかと思います!

天吹を飲んで見たい方はこちら!

また、九州のお酒が気になる方は以下もオススメです!

西の関 萱島酒造(大分県)〜おすすめ日本酒紹介〜
美味しい日本酒の紹介記事です!「西の関(にしのせき)」は大分県国東市の萱島(かやしま)酒造が造っています。今回飲んだのは「美吟 純米吟醸」です。この酒造さんの経営陣は兄弟で、杜氏は親子でと、それぞれ二組のタッグプレイによって成り立っています。2×2です。その辺の高校生カップルのダブルデートとは訳が違います。
六十餘洲 今里酒造(長崎県)〜おすすめ日本酒紹介〜
美味しい日本酒の紹介記事です!「六十餘洲(ろくじゅうよしゅう)」は長崎県の今里酒造が作っています。この「餘洲」って漢字が見慣れませんが、これは「以前日本には60余りの国々があったことから、六十餘洲とは日本全国という意味合い」とのことです。これには、日本中の人に飲んでもらいたいという想いが込められているそうです。

それでは
カルボン酸太郎でした!

タイトルとURLをコピーしました