「自身が極限状態にある時、下そうとした判断とは真逆の行動を選択せよ」
みたいな原則を適用している会社ないですかね。外資系とかで。
前期比200%の売上を達成した究極の意思決定プロセスとは
こんなタイトルでそういうコラムありそうですけどね、ダイアンモンドオンラインとかで。
さて、会社は冗談としても、これ個人ではめちゃくちゃ大切な考え方だと思うんですよね。
極限状態では、絶対後悔するような判断を「是」と評価してしまう。
人間はデフォルトだと欠陥が多いので、経験を糧に思考を自分でコントロールしなくちゃいけないです。
絶対いらない〇〇放題
想像に容易いのが、空腹時の判断ミスですね。
お腹が減りすぎた時って、なんでも食べれてしまうように錯覚しちゃいますよね。
食べ放題の時に頼みすぎる、ビュッフェで取り過ぎる。人間なら誰しもが通る道です。
喉の乾きも同様でしょう。
ドリンクバーって喉の渇き的には絶対いらないんですよ。けど頼んじゃう。
で、これの性質が悪いところが「同じ過ちを防げない」ことです。
過去の経験が通用しないんです。
一杯でも水を飲めば冷静になれて、後どれくらい飲めば渇きを潤せるか測れる。
でも極限まで喉が乾いている時って、このモノサシがバカになってるんですよね。
自分の喉の渇きが底なしに感じる。
ハンターハンターでナックルがユピーのオーラ量に対して抱いた印象と同じです。
だからドリンクバーを頼んだけど必要なかったという経験は今回の意思決定にも影響を与えられず、同じ過ちを繰り返すわけです。
絶対にもう一回はできない
同様な事柄で、夜の話があります。
身に覚えの多い方も多いでしょう。
「絶対にもう一回しようね。」なんて甘い言葉を放ってたくせに、果てたら何事もなかったかのように寝てしまう。
あなたのことを言ってるのですよ。目を背けないで下さい。
パートナーはきっとこう思っています。
「根性なしのくせに夢見させるようなことを言うな!」…と。
絶対2回目は無理なんです。
けれど信じてくれよ!本当に2回したい気持ちはあったし、できると思ってたんだって!!
たださ、ちょっと事情がかわったっていうか、世の中そんな単純じゃないっていう話なのよ。
何事も思い通りいくもんじゃないってことを僕は学んだよ。それで随分と傷つきもしたさ。
でもその経験が、痛みが、今の僕をつくっている。
だからこうして、君を守ることができるんだ。
いや〜
賢者モードって、本当恐ろしいですよね。
ドリンクバーと2回戦
絶対いらないし、絶対無理です。
これを防ぐことの難しさも説明した通りです。
けれど世の中には存在します。本当にドリンクバーが必要で、本当に2回出来る人間が。
砂漠のごとく枯れ果てた喉、衰えや疲れを知らない無尽蔵の精力。
住む世界が違います。決して参考にしてはいけません。
一晩に2回いける男にのみドリンクバーを頼む資格があります。
では、私たちのような凡人はどうしたらいいのでしょうか。
どうしても防ぎたい、自己嫌悪に陥りたくない方に一つ、解決策を伝授します。
それは「それぞれのシーンで、それぞれを思い出す」です。
めっちゃ喉乾いてる時は、ドリンクバー頼んじゃう。喉の渇き基準で考えてしまうから。
だったら注文するときに、2回いけないことを思い出せば良い。
そして腰振ってるときに、甘い言葉を囁いてるときに、ドリンクバーのことを思い出せばいい。
目の前の底なしの欲望と相手をしない。別の事象に転換して考える。
そうすれば幾分か、冷静になれます。
喉が渇いてて死にそうな時、飲み物に関して正常な判断は下せずとも性欲に関しては冷静です。
2回いくのが無理なことは当たり前、それをそっくりそのまま喉に置き換える。
そうすると今の喉の渇きに対して適切な判断を下せるでしょう!
もうこれで終わってもいい
厳密には、これらは防ごうと思えば防げます。
解決策もありますし、意思の強さでどうとでも出来ます。
しかしそういう問題じゃないんです。
極限まで喉が渇いている時はなんなら「ミスってもいい、ミスるとわかっている。」と自分の思考の異常性を認識しています。
合理的でないとわかっていても、ようやく極限の喉の渇きを解放するのであれば、盛大にしてやりたいという心理が働くのです。
ある種の破滅欲求ですかね。
もうこれで終わってもい
だから、ありったけを
今後ドリンクバーを頼むときは、いくときは、ピトーを倒せる年齢まで成長することにします。
カルボン酸太郎でした。