あなたが本当にやりたいことは何ですか?
どんな人生を過ごしたいですか?
得たいものは?達成したいことは?
あなたは何して生きていく?
うるせ〜〜〜〜
うるさすぎ〜〜〜〜
僕は現在社会人4年目の27歳。化学系メーカーの研究職として厚生年金を納めてます。ライフステージが変わる度、自分の人生と向き合い、選択や決断をしてきました。
最も悩んだのは大学院1年の秋です。友人たちが社会に出て荒波に揉まれる中、楽な研究室に所属していた僕には、ちょっぴり時間がありました。
それまで体育会の部活に所属していたのもあり、身近なコミュニティ以外の価値観に触れたり、ゆっくり自分と向き合ったりしたことはありませんでした。
就活を目前に控え、インターンシップはもう始まっていた頃合いです。ちょうどいいといえば丁度いいタイミングでした。
いろいろ迷いました。それなりに行動もしました。沢山の人に話を聞きました。そして自分なりに頑張りました。その結果、僕を支配することになった人生観が
「ワクワクする目標を立て、コミットする」
でした。非凡な結果を残している人たちのコミットメントは凄まじいものがあります。「自分が心から得たい成果は何だろう?」と自分自身と向き合い、「どのようにすれば得られるだろうか?」と本気で考え努力する。
僕はそんな立派な人たちをみて憧れ、こんな人になりたい!と思いました。
決まった時間に働かない。好きな時に休みを取れる。最高の仲間と一緒に働く。多くのお金を稼ぐ。大切な人と素敵な時間を過ごす。
そんな人生を夢みました。
ただ、めちゃくちゃ遠い目標でした。現実とのギャップが大きすぎた。それは普通の人間にとって、並大抵の努力では得られない夢でした。
案の定挫折し、そして自己嫌悪に陥りました。自分は能力が低い人間だと悲しくなりました。
あなたが本当にやりたいことは何ですか?
どんな人生を過ごしたいですか?
この答えを探し、何か見つけたとして、そこにたどり着くために想像を絶する努力をし続けられるかは別の話です。
思った以上の現実の厳しさに苦しみ、頑張れない自分に嫌気がさし、最後には夢を諦めてしまうのは悲しいことです。
だったら、アプローチを変えればいい。
目標を立てて、逆算し、達成する。繰り返し続ける。
このやり方が自分に合ってなかった。ただそれだけです。
成果が出やすいやり方であることは間違いないです。が、全員に合うとは限りません。
今は縁あって拾ってもらった会社で楽しく働いています。
希望の部署にも配属され、人間関係にも恵まれ、文句はありません。
もう少しお金が欲しいなとは思いますが、別に六本木のタワマンに住みたいわけじゃありません。スーパーでお弁当を買うときに、20%引きになった商品から選ぶ習慣をなくしたい。それくらいの小さな野望です。正直これは貧乏性なので、億万長者になっても割引品を買うかもしれませんが。
やりたいこと、欲しいもの、理想の生活、ぼんやりですが、あります。
でもそれを明瞭化し、期限を決め、本気で取りにいく。これはやりません。
大きな目標を立て、逆算し、行動する人生はやめます。
今の日常の延長線で、手の届きそうな未来を、実際に手にする。そこから見える景色は、今とはきっと少しは違うはず。
それを続ければもしかしたらいつか、いわゆる大きな目標に到達できるかもしれません。
とりあえず将来のことや大きなこと、具体的なことは考えずに、何となく気が向いたことを頑張る。それでもダメならまた考えます。
目標を立てたけど達成できず…を繰り返し「自分はダメだ」と自信を失っている方の救いになれば幸いです。
カルボン酸太郎でした。